Google Arts & Culture 20200910 インド・ファッションミュージアム・天井
コロナでの自粛が、各国内レベルでは緩和されつつあるところも増えているとはいえ、まだまだ海外旅行なんてできそうにもない今日この頃。
お家にいながら、日本も含めた各国の美術作品や文化遺産などに触れる強力なナビゲーターになってくれるのが
です。
ざっくりいうと、世界中の色々な美術館・博物館が所蔵するアート作品を無料で鑑賞できるサービス。
ただ単に作品を一画像として端末から見るだけでなく、Googleストリートビューの機能を活用して美術館や史跡、自然公園の中をバーチャルツアー出来たり、作品を作家別、素材、技法などによって検索できたり。
それだけでなく、各種コラム記事も充実していたり、自分の自撮り写真から、似てる肖像画をAIが検索してくれたりと言ったようなコンテンツがあったり、ゲームがあったり、とにかく、一日眺めてられる!
この膨大なコンテンツの中から、毎日、3記事がピックアップしてトップに紹介されます。(だいたい英語。)
それでは早速、本日2020年9月10日のトピックスをご紹介。
インドの名所のうち、ストリートビューで楽しめる11カ所を取り上げています。
お恥ずかしながらちゃんと知っているのはタージ・マハルぐらいでした。
ムガル帝国時代の壮麗なイスラム建築も目を引いたけど、一番印象に残ったのはこちら↓
デリーにあるジャンタル・マンタル。
まるで現代建築のようにも見えるこれは、18世紀前半に建造された天文観測施設。科学者でもあった時のジャイプール藩主によって、インド全土に5つのジャンタル・マンタルが建造されたそうです。
一番大きなものはジャイプールにあるもので、世界遺産にも指定されているそう。
ストリートビューの写真から受けた印象でしかないんだけど、人気がなくてまるで早朝のようなしんとした中に建物がひっそり眠ってるみたいな様子が妙に心を捉えました。巨大迷路みたいにも見えるね。
世界にあるファッションやテキスタイルに関する美術館のうち、5つを紹介しています。
そのうち1つは日本にある神戸ファッション美術館。
Google Arts & Cultureで間近に見る、9つの驚くべき天井
これはなるほど。
重要な世界観が描かれているのに、遠くてよく見えなかったり、首が疲れるからじっくり見てらんなかったり、そもそも見てなかったりする天井。
Google Arts & Culturで間近に寄れるものの中から、特筆すべき9つが紹介されています。
気になったのは、イタリアはマントヴァにある「テ離宮」(日本語で書くとなんか変…)のもの。
拡大すると
天井に、下から見上げた視点で描かれているって、ちょっと珍しいというか、私の浅い知識と経験上では初めて見た気がします。壁の絵も、見上げられることを計算して描かれているのでしょうか。
この離宮自体についても、いろいろ調べてみたくなりました。
他にも、クリムトが画家としての転機となったとされている、ブルク劇場の天井画など、どれも興味深かった。
触れれば触れるほど、知らないことだらけだなって思いますね。
天井シリーズは日本版も見てみたい、むしろ作ってみたい、かも。