南極大陸すぐそこ!サウスジョージア島
南米大陸の最南端、南極大陸の中でも一番北にせり出している岬、その両方からちょっと(?)東に行ったところに、気になる島を発見。
近づいて行ってみると
表示されているのは
「サウスジョージア サウスサンドウィッチ諸島」
という名前。
Wikipediaによると、「サウスジョージア島」と「サウスサンドウィッチ諸島」からなるイギリス領とのことで、諸島の中でも一番大きなこの島が「サウスジョージア島」。
面積は3,528km2で、調べてみると鳥取県(3,507km2)と同じくらい。
それで初めて知ったんですけど、
鳥取県 3,507km2
島根県 6,708km2
こんなに違うもの!?!?島の面積とかの違いなんでしょうか?
サウスジョージア島に話を戻すと、20世紀前半までは鯨油採取の基地が置かれており、現在は「観光や生態系・環境の研究が行われている」。
「行われている」とは言っても定住者はおらず、夏の間、最大集落グリトビゲンにある「South Gerogia Museum」(Wiki日本語版だとサウスジョージア捕鯨博物館)の管理人として数名が居住しているのみとのこと。
島の写真から、山がちなであること、北部はフィヨルドの切れ込んだ地形が特徴的。南極大陸クルーズの最大の寄港地であり、そして、アザラシやオットセイ、ペンギンの繁殖地だそうで
確かにググってみてもペンギン推し!
グリトビゲンに、ストリートビューがあったので、歩いてみましょう。
こんな感じで、
かつての使われていた鯨油採取のためのものでしょうか?
錆びて赤茶けた設備や資材がまるでそのまま朽ちるのを待っているかのよう。教会と博物館の壁の白さが際立ちます。
博物館の中には入ることができました。グッズショップもあって
ペンギンかわいいな。どこ製なんでしょうか。同じ工場で作られた同じ型のペンギンのぬいぐるみ、全然違うペンギン生息地の近くでも売られてたりして…。
集落内に「スタバ」と「マック」がピンどめされてますが、それらしきものは見当たりません。
このグリトビゲン近辺の自然を見ると、こんな風に草木のない岩がちな感じなんですが、
少し北上して、もう一つの捕鯨の拠点ストロムネス近くの写真を見ると
大分草原の雰囲気(渓流が美しい)
そして、サウスジョージア島の北東に位置する「バード島」を見ると
大分草がファッサーってなってる。そして、その名の通り、鳥が。
撮られた季節の違いなのかもしれませんが、距離もそれほど離れてなく高度も違わないのに、厳しい条件下だからこそちょっとした差が大きく出るんでしょうか。
こちらはストロムネスの近く、船のスクリューのようなものがただただ打ち捨てられている場所。
鯨油を求めて海へ漕ぎ出していった人間たちの、兵どもが夢の跡。そんな印象を受けました。